障害年金|統合失調症 その1

2021/09/15 ブログ
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障害年金は様々な障害で受給されていますが、最も多いのが精神の障害です。

統合失調症は100人に1人が発症するといわれる身近な精神障害で、発症すると長期化することが多く、日常生活にも支障をきたす病気です。

もしも、あなたやあなたのご家族様が統合失調症でお悩みでしたら、障害年金の請求を検討することをお勧めします。

では、統合失調症で障害年金を請求するにはどうすればいいのでしょうか?…ぜひとも知っておいていただきたいことを解説していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1統合失調症ってどんな病気?

2. 統合失調症で障害年金を請求する前に確認しておくこと

3. 統合失調症で障害年金が受けられる症状の目安は?

4. 統合失調症で障害年金請求する時に注意してほしいこと

5. よくあるお問い合わせ

<1.統合失調症ってどんな病気?>

統合失調症で障害年金を請求するのなら、先ず「統合失調症」っていう病気についてよく知っておくことが大切です。

障害年金請求においては病状の申し立て(病歴就労状況等申立書に記入)をするのに役立ちますし、自分の病気と向き合うことがよりよい治療につながっていくと思います。

統合失調症とは

統合失調症は、およそ100人に1人がかかるといわれています。特に10代後半から30代といった若い世代に発症しやすいという特徴があります。統合失調症は決して珍しい病気ではないのですが、どのような病気なのかがあまり知られていないのが現状です。

統合失調症の症状

統合失調症は1つの病気ではなく、症状や経過が似た様々な精神疾患が集まって起こる症候群だと考えられています。代表的な症状には陽性症状、陰性症状、認知機能の軽度の障害などがあります。

<陽性症状>

私たちの脳では神経伝達物質のド-パミンが目や耳から受け取った情報を伝達しています。しかし、統合失調症では部分的にドーパミンの伝達が過剰になり、神経の働きが過敏になって、幻覚や妄想などの陽性症状が現れます。

「陽性」とは、本来ない″はずのものがあるということです。

陽性症状には、主に幻覚と妄想があります。

幻覚は、聞こえないはずの声が聞こえる幻聴、見えないはずのものが見える幻視、臭わないはずのものが臭う玄嗅などがあります。

特に幻聴は正常かどうか区別がつきにくいです。そのため、病気の症状なのか現実なのか分からなく、病気だという認識がなかなかつきにくいという特徴があります。

妄想とは現実的ではない考えを信じて、そのことに心がとらわれてしまうことです。自分と外界との関わりの中で妄想を持つため、社会的な背景や文化的な特色などの影響を受けることもあります。

<陰性症状>

統合失調症により部分的にドーパミンの伝達が低下してしまうと、心の動きや感情表現が乏しくなる「陰性症状」が現れると考えられています。

「陰性」とは、普段〝ある″はずのものが〝ない″ことを指します。陰性症状には、主に感情の平板化と意欲の低下があります。感情の平板化とは、外部からの刺激に対して、自然に起こるはずの喜怒哀楽の感情が起こりにくくなることをいいます。意欲の低下とは、服装や化粧、持ち物など身だしなみへの関心が低くなることです。

<認知機能の軽度の障害>

忘れ物や集中力を欠くなどで日常生活に支障をきたすことがあります。また失敗体験を繰り返すことで自信を無くしたり、大事な場面になると緊張して失敗するといったことがあります。

●統合失調症の原因とは

単純な遺伝病ではなく、体質的な要因や環境的な要因、過剰なストレスが引き金となって起こることがあるなどと言われてはいるものの、今のところ原因解明には至っていません。

●病気のサインに気づき、早期治療が大切

統合失調症の場合、本人には「自分が病気だ」という認識はありません。幻視や幻聴などは本人にとっては全て本当のことに思えているからです。そのため、周囲の人が病気に気づくことが重要です。陽性症状が現れていれば気づきやすいのですが、できればその一歩手前で気づきたいものです。

一番のサインは、「これまでできていた普通のことができなくなる」ことです。

「朝起きて身支度をする」「朝食を食べて学校へ行く」「友達づきあいをする」などのことが急にできなくなり、ふさぎ込むようになったら、「病気の前兆かもしれない」ということを念頭に置き、頭ごなしに否定したりせずに、先ずは話を聞きましょう。幻覚や妄想は本人にとっては現実であり、今までできていたことができなくなり、つらく苦しい気持ちを抱えているので、それを受け止め早めに受診することが大切です。

<統合失調症の前兆…リスク

統合失調症には病気の前兆が現れるリスク期があり、軽度の幻覚や妄想が起こることがあります。

(「誰かに見られているような気がする」「声が聞こえるような気がする」「危害を加えられるような気がする」「将来を予見できると感じることがある」「経験したことが現実なのか空想なのか分からなくなることが時々ある」等々)

さらに、まとまりのない発言をしてしまうなど、社会生活にかかわる機能が低下し苦痛に感じるようになります。そのほかに、不眠や不安、抑うつなどの症状が出ることがあります。これらの症状が続くと、統合失調症をはじめとする精神疾患に移行する可能性が高まります。

夜眠れない、朝起きられない、不安やイライラの気持ちが長く続くなどの症状がある場合も注意が必要です。

この時期に適切な治療を受けることで、発症を遅らせたり、重症化を防ぐことが可能となります。 

 

 

 

 

 

 

 

周囲の人が統合失調症のサインに気づいて早めの受診を!!

続きはブログ「障害年金 | 統合失調症 その2」をご覧ください!!