障害年金 | 網膜色素変性症 その1
網膜色素変性症とは、網膜に異常が起こり、暗いところで物が見えにくい夜盲や、視野狭窄、視力低下がみられる遺伝性の病気です。
日本では数千人に1人の割合で発病しています。
発病の時期や症状、進行は様々で、重症化すると視力を失ってしまう場合もあります。
もしも、あなたが網膜色素変性症で視野狭窄や視力低下が著しく仕事や日常生活に支障が出ている場合には、障害年金の請求を検討することをお勧めします。
しかしながら、網膜色素変性症の方全てが、障害年金を受給できるわけではありません。
では、網膜色素変性症による障害年金を請求するにはどんな点に注意すればいいのでしょうか?
…ぜひとも知っておいていただきたいことを解説していきたいと思います。
1. 網膜色素変性症ってどんな病気?
2. 人工関節装着による障害年金を請求する前に確認しておくこと
3. 人工関節装着で障害年金が受けられる等級の目安は?
4. 人工関節装着により障害年金を請求する時に注意してほしいこと
5. よくあるお問い合わせ
<1.網膜色素変性症ってどんな病気?>
網膜色素変性症で障害年金を請求するのなら、先ず「網膜色素変性症」っていう病気についてよく知っておくことが大切です。
障害年金請求においては病状の申し立て(病歴就労状況等申立書に記入)をするのに役立ちますし、自分の病気と向き合うことがよりよい治療や危険回避につながっていくと思います。
網膜色素変性症は視細胞が、年齢よりも早く老化し機能しなくなってしまう両眼性の病気です。視細胞が働かなくなってしまった部分は光を感じ取れず映像になりません。
ふつう最初に現れる症状は、夜や薄暗い屋内で物が見えにくくなる「夜盲」です。その後、「視野狭窄」が少しずつ進行し、見える範囲が周辺部分から中心に向かい狭くなっていきます。
最近は夜でも明るいところが多いので、夜盲ではなく視野狭窄によって発病に気づく人も増えています。例えば足元が視界に入らないためつまずきやすい、落としたものを探すのに苦労する、人込みで人とぶつかる、車が横から近寄ってくるのがわからない等、日常生活に支障が出るだけではなく、危険なことも増えてきます。
この病気は最終的に失明に至る病気と思われがちですが、必ず失明するわけではありません。
病状はゆっくりと数十年という長い年月をかけて徐々に進みますが、進行速度や症状の現れ方、発症年齢など個人差が大きく、発症後何十年か経過してもある程度の視力を保っている場合もあります。
「夜盲」や「視野狭窄」を認めたら早めの受診を!!
続きはブログ『障害年金|網膜色素変性症 その2』をご覧ください!!