障害年金 | 脳梗塞 その1
脳梗塞の後遺症として代表的なのが、体の片方だけが麻痺する片麻痺です。
他にも、言語障害、記憶障害、視野障害などの障害が重なる場合も多く見受けられます。
もしも、あなたや、あなたのご家族様が、脳梗塞の後遺症で日常生活を送る上で不自由がありましたら、障害年金の請求を検討することをお勧めします。
しかしながら、脳梗塞の後遺症がある方全てが、障害年金を受給できるわけではありません。
では、脳梗塞で障害年金を請求するにはどんな点に注意すればいいのでしょうか?…ぜひとも知っておいていただきたいことを解説していきたいと思います。
1. 脳梗塞とは?
2. 脳梗塞で障害年金を請求する前に確認しておくこと
3. 脳梗塞で障害年金が受けられる症状の目安は?
4. 脳梗塞で障害年金請求する時に注意してほしいこと
5. よくあるお問い合わせ
<1.脳梗塞とは?>
脳梗塞で障害年金を請求するのなら、先ず脳梗塞という病気についてよく知っておくことが大切です。
ご自分の病気と向き合うことは今後の治療やリハビリにも役立ちますし障害年金請求においては病状の申し立て(病歴就労状況等申立書に記入)をするのに役立ちます。
脳梗塞は文字どおり、脳に梗塞が起きる病気です。梗塞とは、ある部分で血液の流れが止まってしまい、必要な血液を得られない箇所の細胞が死んでしまうことをいいます。脳の細胞はほとんど再生しないので、脳梗塞で失われた機能は取り戻せません。たとえ命が助かったとしても、多くの場合麻痺などの後遺症が残ってしまいます。脳内の血管が破れ脳内に出血を起こしてしまう疾病です。
脳梗塞の原因は、大きく分けて二つあります。一つは脳の血管そのものに起こる動脈硬化(脳血栓症)です。脳の動脈硬化が進んで血管の内部が狭くなり、血液の流れが悪い部分ができていると、ちょっとした血圧の変化などをきっかけに、その部分に血栓(血の塊)ができて、血液の流れを完全に塞いでしまいます。
もう一つは、脳ではなく心臓の出来事によるもので、その大部分は、代表的な不整脈である心房細動の結果、心臓の中にできた小さな血栓が血液の流れに乗って脳の血管に運ばれてきて、そこで血流を塞いでしまう(脳塞栓症)という起こり方です。
脳梗塞の発作が起きると、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らないといった症状が現れ、時間とともにひどくなっていきます。これらの症状が突然現れたら、躊躇せずに救急車を呼ぶことが何より大切です。
●脳梗塞の予防
脳梗塞の予防は、血栓ができにくいように、血液を固まりにくくしておくことが大切です。
まずは、こまめに水分を補給することです。体が脱水傾向にあるとき、血液は濃縮されてドロドロになり、固まりやすくなり、脳血栓による脳梗塞が起きやすくなるからです。
脳血栓を来す動脈硬化の予防には、その危険因子である高血圧や脂質異常(高脂血症)、糖尿病などをきちんと治療すること、そして禁煙が必要です。一方、脳塞栓による脳梗塞については、心房細動など、不整脈の管理が重要です。心房細動による脳塞栓を防ぐための服薬治療などもあります。
●脳梗塞による後遺症
脳梗塞を発症することによって出現する症状は、運動麻痺(片麻痺)、感覚障害、高次脳機能障害、眼球運動障害など様々です。
ここでは、障害年金に結びつきやすい、「運動麻痺(片麻痺)」と「高次脳機能障害」の症状について、詳しく挙げていきたいと思います。
<運動麻痺(片麻痺)>
人が手足を動かすには運動神経と呼ばれる神経が正常に働いている必要があります。
神経にはそれぞれあらかじめ決められた通り道(経路)がありますが、この通り道に何らかの障害が生じると運動麻痺が起こります。
運動神経の経路は錐体と呼ばれる部分を通ることから、錐体路とも呼ばれていて、頸髄(脊髄の上部)上部から延髄(脳幹の一部)下部のあたりで交叉します。そのため、左の脳から運動命令は右の手足へ伝わり、右の脳から運動命令は左の手足に伝わります。
脳梗塞を起こし、この錐体路に障害が及ぶと反対側の手足の麻痺(片麻痺)という症状が現れます。運動麻痺を起こすと、自分の意志で思うように手足を動かすことが難しくなります。その麻痺の程度は出血の大きさや錐体路がどの程度損傷されたかによって異なります。
<高次脳機能障害>
高次脳機能とは、運動や感覚を除いた精神・認知機能のことを指し、言語、思考、記憶、学習、注意などがそれにあたります。高次脳機能障害が出現すると、たとえ運動麻痺がなく手足に不自由がなくても、今までと同じように日常生活をおくることや仕事を行うことが困難になる場合があります。また、言語の障害が起きることを失語症といい、思い通りに言葉を出せない、相手の話していることが理解できないといった症状が現れます。
このような症状が起こることによって、他人との接触を避けるようになり、寝たきりや、うつ、認知症になってしまうケースも少なくありません。
後遺症には肢体の他に精神の障害もある
続きはブログ『障害年金|脳梗塞 その2』をご覧ください!!