障害年金|多発性硬化症 その1

2022/12/02 ブログ
logo

<多発性硬化症で障害年金を受けるには>

多発性硬化症は中枢神経系の病気で、炎症によって、信号が伝わりにくくなったり、異常な信号を伝えたりするため、視力障害、運動障害、感覚障害、認知症、排尿障害などさまざまな神経症状が現れます。

もしも、あなたや、あなたのご家族様が、多発性硬化症で日常生活を送る上で不自由がありましたら、障害年金の請求を検討することをお勧めします。

しかしながら、多発性硬化症の方全てが、障害年金を受給できるわけではありません。

では、多発性硬化症で障害年金を請求するにはどんな点に注意すればいいのでしょうか?…ぜひとも知っておいていただきたいことを解説していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.  多発性硬化症とは?

2. 多発性硬化症で障害年金を請求する前に確認しておくこと

3. 多発性硬化症で障害年金が受けられる症状の目安は?

4. 多発性硬化症で障害年金請求する時に注意してほしいこと

5. よくあるお問い合わせ

<1.多発性硬化症とは?>

多発性硬化症は中枢神経系(脳・脊髄、神経系)の病気です。

中枢神経は神経細胞体から出る電線のような軸索を通して電気信号を伝え、暑さ・寒さの感覚や体を動かす指令などを送っています。

ところが、炎症によって電線のような軸索をカバーしている髄鞘が壊れ、中の電線がむき出しになる脱髄を起こすことによって、信号が伝わりにくくなったり、あるいは異常な信号を伝えたりします。

炎症を伴う脱髄病巣は脳や脊髄のあちこちで繰り返し起こります。脱髄が多発し、炎症がおさまった後に傷跡が硬くなるので多発性硬化症(MS)という名前が付けられました。

多発性硬化症で見られる症状は、脱髄が起こる部位によって異なるため、出てくる症状や程度も人それぞれですが比較的よくみられる症状については以下のようなものがあります。

感覚障害・・・触った感触や温度の感覚が鈍くなる、逆に敏感になる。痛みやしびれ感など、異常な感覚が生じる。

運動障害・・・手足に力が入りにくい。体の片側が動きにくい。ふらついて歩きにくい。

眼の障害・・・霧がかかったように見えにくい。視力が急に低下する。視野が狭くなる。物が二重に見える。

排尿障害・・・尿の回数が頻回になる。間に合わず失禁する。尿が出にくい。残尿感。

認知・精神障害・・・理解力の低下や物忘れがある。気分が高揚する。うつ状態になる。

続きはブログ『障害年金|多発性硬化症 その2』をご覧ください!!