障害年金 | 脊髄炎 その1
脊髄炎とは、脊髄に炎症が引き起こされた状態を指します。
脊髄は神経の束であり、運動や感覚などに重要な役割を担っています。そのため脊髄炎が生じると、手足の麻痺や感覚障害、また排尿や排泄に関する症状などが生じることもあります。
もしも、あなたや、あなたのご家族様が、脊髄炎により日常生活を送る上で不自由がありましたら、障害年金の請求を検討することをお勧めします。
しかしながら、脊髄炎を起こした方全てが、障害年金を受給できるわけではありません。
では、脊髄炎により障害年金を請求するにはどんな点に注意すればいいのでしょうか?…ぜひとも知っておいていただきたいことを解説していきたいと思います。
1. 脊髄炎とは?
2. 脊髄炎で障害年金を請求する前に確認しておくこと
3. 脊髄炎で障害年金が受けられる症状の目安は?
4. 脊髄炎で障害年金請求する時に注意してほしいこと
5. よくあるお問い合わせ
<1.脊髄炎とは?>
脊髄炎で障害年金を請求するのなら、先ず脊髄炎についてよく知っておくことが大切です。
ご自分の症状と向き合うことは今後の治療にも役立ちますし障害年金請求においては病状の申し立て(病歴就労状況等申立書に記入)をするのに役立ちます。
脊髄炎は、感染症やワクチン接種、薬剤、自己免疫疾患などが原因で発症します。
感染症としては、ポリオウイルス・ヘルペスウイルス・EBウイルス・サイトメガロウイルス・水痘帯状疱疹ウイルス・エンテロウイルス・ウエストナイルウイルスなどが挙げられています。
ポリオウイルスや水痘ウイルスは予防接種が導入されていますが、ヘルペスウイルスやEBウイルス、サイトメガロウイルスやエンテロウイルスなどは日本においてもありふれたウイルスであるため、こうしたウイルスを原因とする場合も多く見受けられます。
また、マイコプラズマや梅毒、結核などが原因となることもあります。
その他にも、ワクチン接種や抗菌薬の使用、全身性エリテマトーデスや多発性硬化症などの自己免疫疾患などがきっかけとなる場合もあります。
脊髄は運動や感覚を司る神経が束ねられた組織であるため、炎症が生じることによって様々な神経障害が引き起こされます。
具体的な症状としては、手足の動かしにくさや感覚の低下、痛みやしびれなどが挙げられます。
また、排尿のしにくさ、尿失禁、便秘などの排便困難など排泄に関する障害が生じることもあります。
障害が生じる部位や程度、また一過性なのか永続的なのかは炎症を起こした脊髄の部位や原因によって異なりますが、日常生活が困難になり歩くこともままならなくなり、寝たきりになる場合もあります。
続きはブログ『障害年金|脊髄炎 その2』をご覧ください!!